awsをはじめ、各種クラウドコンピューティングでは、インスタンス起動直後はUTCをシステム時刻にしています。ある程度のボリュームのあるサーバー運用を見込む場合は、予めJSTに変更したAMIを利用するのが最善だとおもいますが、いくつか注意点があります。
1. 時刻の設定が戻ってしまう
amazon Linuxにおいては glibcのupdateがかかってしまうと、たとえJST設定していてもUTCに戻ってしまう事があります。JST EC2などのキーワードで検索すると、
$ sudo cp /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime
$date
2014年 8月 22日 金曜日 20:27:42 JST
で終わっているのがほとんど、これだけだと上記のUTCに戻ってしまう現象が発生します。/etc/sysconfig/clockも絶対に書き換えましょう。
ZONE="Asia/Tokyo"
UTC=False
2. Cronの実行時刻がずれる
UTCの状態でCronが起動する。
Cronは起動した時のUTCのままだと勘違いしているので、JSTのつもりで日時指定するとズレる。
これを回避するには、localtimeを変更したら、必ず crondを再起動する。ということを習慣ずけることです。
UTC,JST問題はこれだけにとどまらず、根の深い問題です。特にRDSについては、UTCから変えることは出来ないので、(回避方法はhttp://qiita.com/j3tm0t0/items/089ef96ba131df079ca4)
WebサーバーはJST, RDSはUTCというアンマッチ状態で運用する事自体、あまり良くないといえるかもしれません。UTCで運用し、レポートなどアウトプットの時に時差を修正というのが正しいのかもしれません。
[参考]