続 カッコの付け方

AWSを始めとしたクラウドコンピューティング全般と、唯一神emacsにおける()の付け方についてだらだら書きます

AppStreamでGoogleEarthをグリグリ動かす

AppStreamはレンダリングなどの重い処理をサーバー上で行い、絵だけを高速に様々なクライアントデバイス(スマホタブレット含む)に投げつけるサービスです。

AppStreamの存在意義

その手法の筋がいいか悪いかは別として、AppStreamの目指す分野はクラウド化出来ない最後の砦に対するAWSの挑戦だと取っています。シンクライアントに対する対義語で、ファットクライアントという言葉があるそうですが、まさに潤沢なリソース(CPU/メモリ) が無いと動かないアプリやゲームを動かすためのクライアントという意味です。

Web屋も、エンタープライズも、HPCも、Hadoop系もおまけにDaas(Workspaces)も揃っていて、最後の最後、明らかにクラウドが不得手としている分野です。

正直、ハードルは高い

他のAWSサービスとは違い、ガッツリ3D描画お行うようなサンプルを作らなければいけないので、AppStreamをためそうにもそれだけで結構な労力がかかりました。が、最近のアップデートで、Windows上のアプリをそのままAppStreamで配信できるようになったので、早速試してみる。

WindowsアプリをそのままAppStreamへ

ともかくアプリケーションを作ります。

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するといきなりWindowsがブラウザ上で立ち上がります。

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ふむふむ、こいつに仕込めばいいわけですな。IEからGoogle Earthをダウンロードして、インストールします。

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サーバ上のレンダリングはおそらく早いと思うのですが、RDPがトロいので、カクつきます。下に小さくGPUはOffだと言ってますが、ホントかな?Google EarthでもGPUのデバドラ抜きではほぼ動かんぞ。

次に実際に配信するプログラムを指定します。今入れたばかりのGoogleEarthを指定します。

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そして30分ぐらいかかるので、気長に待ちます。

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準備出来たらこんな感じ

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手順に従いテストを実行しましょう。そうしたらー

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キタ━(゚∀゚)━! このグリグリ感は実際に体験しないと伝わらないので、無料枠もあるので、東京リージョンでぜひ!

課題

課題は超いっぱいあります。今回はGoogleEarthや、Blender,Gimp等がサンプルとして紹介されていますが、商用のライセンスが要るプロダクトとか、そもそも編集したファイルをどうやってローカルに引っ張ってくるかとか。ただ、こういうイロ者の方がやってて面白そうな感じがするので、新しいもの好きにはたまらない。