小ネタです。
昔のAWSでよく言われていたのが、「うっかりStopするとデータがきえるよ!」です。この形式のAMIをインスタンスストアバックエンド等と言ったりします。今はEBSというブロックストレージが永続データを保管するので、Stopしてもデータは消えない。EBSが出てから、あえてインスタンスストアでやる必要も無いのですが、あえて試してみました。
まずはAMI探しです。
Community AMIから、Instance-storeにチェックを入れます。
まだ結構あるのですね!驚きました。
その後はウィザードどうり、ですが、t2やt1は選べません、なぜならインスタンスストレージが無いから。
どんどんすすめていくと、Storageの指定はこうなります。
なんとのっぺらぼうです。でもこれで大丈夫。
折角なので、HDDのベンチを簡単にとってみました。当たり前ですが、インスタンスストレージの方が圧倒的に速いはずです。
EBS
$ sudo hdparm -t /dev/xvda1
/dev/xvda1:
Timing buffered disk reads: 236 MB in 3.06 seconds = 77.03 MB/sec
インスタンスストア
$ sudo hdparm -t /dev/xvda1
/dev/xvda1:
Timing buffered disk reads: 1390 MB in 3.00 seconds = 462.90 MB/sec
hdparm はディスクのベンチとしては信頼性は高くないですが、予想どうりです。インスタンスストア型のAMIを使って得られるのは、/ パーティションが速いという点ですが、まあ、普通は使わないですね。stop出来ないのが痛すぎるのと、
一発もので1時間動いてすぐ死ぬようなジョブで、
かつディスクに高速にアクセスする必要があり、
それがrootパーティションでないと困る
そのような用途は、かなり限られてくると思います。EBSでも普通にインスタンスストレージをマウントすれば済む話なので。t2がでてhvm一色になりつつ有りますが、日本語のAMI作製ドキュメントも更新されておりました。
http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/creating-an-ami-instance-store.html