もう数日で9月も終わりですが、 amazon linux 2014.09 がリリースされました。python 2.7 がベースになるとロードマップにあったような気がしましたが、そうはならなかったです。それでも python2.7のrpmパッケージを素で用意してくれてあるので、ソースからビルドをしなくてもよいので、少しは楽です。
リリースノートを見る限り
https://aws.amazon.com/jp/amazon-linux-ami/2014.09-release-notes/
Git
Git 2.1 がデフォルトとなりました。今年の春にgit 2.0が出たばかりですが、1系からの互換性はほぼ切られていないため、上げて問題なさそう。
1.8 - 2.1 までズラッと揃えています。ruby使いにとっては rbenvや RVM で管理したほうが良さそうですが、beanstalk上のruby環境を提供している手前、各種RPMも揃えてくれているのではないかと。EC2で使うなら、(よくわかった上で使う必要がありますが、)rubyをコンパイルなしに即、展開できるのは、大規模サイトを運営されている場合は便利だと思います。(自分でこれだけのRPMパッケージをメンテするのはかなりの労力なので、使える方は便利に使わせて頂きましょう。)
Docuker
2014.03から既にあったと思いますが、トレンドですね。 1.2です。
5.3が一応のデフォルトになります(そもそもPHP自体がデフォルトじゃないですが)
5.4 5.5 もあります。切り捨てはしていないと。
その他、変わっていない点
network tools 系のコマンド (netstat等)のデフォルト切り捨てはまだ。
systemctl への移行もなし。ここは個人的にも変えてほしくない。
2014.03 -> 2014.09 へのアップグレードは、リリースノートの通りです。メジャーアップデートという扱いになるかと思いますが、 yum update でいけます。ただし、400個近くのパッケージをアップデートするので、事前に十分な検証をオススメします。アップグレード後のマシンリブート
もリリースノートの指示通り、やったほうがいいと思います。
更新後のAmazonLinux の確認は
$ cat /etc/system-release
でできます。